小牛田小学校創立１５０周年に寄せて 実行委員長 名雪祥代
2023年いよいよ小牛田小学校は150歳のお誕生日を迎えます。明治６年開校、小牛田の歴史の中には、これまで知らなかった沢山の驚きに溢れています。
例えば、ウジエスーパーは今のローソンの場所にあったとか、中学校の隣には牛乳工場があったとか『その当時当たり前だったこと』はもう『今の当たり前』ではなく、そして、それはもちろん『未来の当たり前』でもありません。
50年後の200周年を迎える時、子供たちは60歳くらいになっているでしょうか。今の親世代はもしかしたら一緒に200周年を喜び合う事は難しいかも知れません。『当たり前に共に過ごせるこの時』を大事にしたい、だからこそ家族、児童、教師、地域、互いに手と手を取り合い、喜び合える150周年事業にしたいです。
また、この事業を通して、地域に暮らす先輩方の知識や経験を子供たちに繋いでいく事も、私達世代が渡せる子供たちへの贈り物になると痛感しています。『昔を知ることで今を知る、それを未来に繋ぐ』今回関わって気付けたこと、伝えたい事が沢山できました。
この数年、コロナの影響で学校行事も制約され、子供の友達やその保護者との関り、地域との関りもあまりないまま過ごしてきました。私自身、これまで恥ずかしながらＰＴＡ行事もあまり関与せずに過ごしてきました。しかしそれでは子供に、より良く地域や周囲の方との関わり合いの仕方を伝えられないな、と気づきました。そして、この機会に、大人が本気で取り組む様子を見た子供達が、町を、人を、学校を誇りに思い『ここはいい場所だ』と思ってくれたら幸いです。
私も音楽家として、母として、卒業生として、大いに関わり楽しみたいと思います。そんな特別な１５０周年、お祭りは「同じアホなら踊らにゃソンソン」。皆さん、一緒に楽しみましょう！
１５０周年記念事業実行委員会委員長 名雪祥代